北海道大学 大学院情報科学研究院
情報理工学部門 知識ソフトウェア科学分野
知識ベース研究室


『知識の発見・組織化・再利用』

インターネットやモバイル通信などの情報通信技術の急速な発展・普及に伴い、我々は現在、 多種多様かつ膨大なデータに容易にアクセスすることが可能となりました。一方で、一人の人間が扱うことのできるデータの容量には限界があることから、計算機の支援なしに、これらのデータを有効に活用することはできません。そのため、膨大なデータの空間から、有用な知識や情報を発見・抽出する方法が必要となります。さらに、これらの抽出した情報を 既存の知識とともにそれらを組織化・体系化することにより、再利用性の高い知識とすることができると、その有用性がさらに向上します。こうした問題意識のもと、知識ベース研究室では、 『知識の発見・組織化・再利用』 を情報の類似性・抽象化という観点から整理することで、理論的および実験的側面から研究を行っています。

主な研究トピックについては、研究紹介をご参照ください。

情報の類似性・抽象化に基づく知識の発見・組織化・再利用

また、近年の深層学習に代表される機械学習における成果についても、既存の知識と関連づけることで人間との協調作業による問題解決につなげていく方法についても研究を行っています。

記号処理と機械学習を組み合わせた人間との協調作業による問題解決